派遣社員を経験してわかったこと
「契約期間最長3年・3か月更新での継続」
働き方には、
長期契約、短期契約、産休代理
こんな感じで、派遣先が求めている「契約期間」があり、
派遣の”長期契約”というのは、”最長3年”となっています。
その3年の間にも、
「3か月更新」があり、契約更新月に
「継続する意思はありますか?」と確認を受けるのですが、
派遣先から、
「もういりません」と言われる覚悟も必要となるため、
”最長3年までOKだけど、3年働ける契約じゃないよ!”
という働き方が「派遣社員」です。
扱われ方①
初めて派遣社員として派遣された会社では、
「パートさん」「アルバイトさん」
と呼ばれました。
もちろん、納得いきません。
しっかり”フルタイム”で毎日働いている私たちは、
パートでも、アルバイトでもありません。
ただ、そのおかげで、
「ごめんな。これの修正してもらえるか?」
こっちに”能力”を求めていないため、
私たちが間違えた書類なのに、責められない。
「辞められたら困る」そっちが勝つようで、
”また教える手間”を何とか逃れたい。
その結果、社員さんの派遣社員への扱いがとても優しかったです。
この会社では、個人の能力より、”辞めない人”が会社の宝として扱われ、
辞めない人は、契約社員への道が確保されていました。
その代わり!!!!
そんな居心地の良い場所には、派遣社員から契約社員へと昇進を果たした
無能な「ヌシ」がおり、
その人を中心とした軍団からの”いじめ””嫌がらせ”がひどかった。
「こんな能力不要で居心地の良いところだからいじめの”ヌシ”が生き残るんや!」
と私は悟り、
「時給が高めの場所なら、仕事できない人はついていけなくなり、残れないだろう。。。」
っと考え、次の場所はここより時給の高い場所を求めて転職しました。
扱われ方②
次の場所は大手メーカーでの専門職の業務でした。
エリートの集まりなので、品がよく、怒鳴る人もいない、
派遣社員にも丁寧な扱いで、
「申し訳ありありません。○○をお願いできますでしょうか?」
こんな感じでした。
でも、派遣社員に対して丁寧というよりは、
この会社にとって「品が悪い態度は”バカ”」という認識があり、
社員の方は冷静な対応の方が大半でした。
そして、ここでもまた、
この居心地の良さを気に入った派遣社員が
「自分より気に入られそうな人をつぶす作戦!!!」が行われていました。
この派遣社員は、元派遣社員で、
人事の力をもつ社員を見極め、忖度に徹し、気に入られ、社員へ昇進しました。
そして、
自分の発言権を獲得。
そして、
「willさん仕事できへんわ」というレッテル。
”教えない”というワザで私は排除させられました。
私は仕事が出来るという存在ではなかったのですが、なんでも怖がらずに挑戦していたので、
そんな私のなんでも受け入れている行動が、
その人にとっては”上への忖度”の行動に見えたのかもしれません。
そして、その姿が気に入らなかったのかもしれません。
ここでの問題は、
「派遣から社員の道あり」
契約満期までに、社員昇格を狙った人が、業務のスキルアップではなく、
上司への忖度を身に付け、社員へ勝ち上がっていったことです。
もちろん、純粋に能力で勝ち上がっていった人が大半だったのですが、
運悪く、
私は、この”忖度”を武器にした人の担当になり、潰されてしまいました。
ここで学んだことは、
能力のない人でも、”忖度”というスキルがあれば、生き残れるということでした。
扱われ方③
次は、
自分の性格を活かせる場所へいこう!と決めました。
ルールに従うことに不満のない私は、
「品質管理」という仕事は向ているかも?と感じました。
一緒に働いていた前職の仲間に、品質管理経験者の方がいて、
「確かに、向いてるかも!」っと言ってもらえました。
そして、「品質管理」の仕事に就くことが出来ました。
それが今の場所なのですが、
会社がブラックだった!!!!
派遣社員だけではなく、社員の方にも過剰労働が強いられ、残業45時間当たり前。
でも、私は面談で、残業に対応できないことを伝えていたので、
定時後は社員の方が引き継いで担当するものだと思っていました。
しかし、
「来週は22時から24時の間で試験開始です。」と突然言われました。
何?????深夜????
出来ますか?ではなく、連絡事項????
しかも開始後1時間以上は試験するので0時越えですよね(*_*)
ここでは、ブラック業務に慣れてしまった社員の爆弾発言。
さすがに「深夜22時以降は仕事できません!」と答えました。
「え?そんなの知らない。みんなやってる。」
とのこと。こちらに選択権はないようでした。
どうなってるの??
今回の爆弾発言で、派遣会社に再度、契約内容を確認してもらうことにしました。
ここの社員の方は真面目で、仕事に向き合い、
「業務遂行」に関しては、会社の指示を守って、責任感があり、素晴らしいのですが、
「労働法」に関しては完全に無頓着。
残業が「美化」されているので、派遣社員も残業した人が認められる。
だからみんな頑張る。
無理な人は辞めていく。従う人が残る。
残業は当たり前となり、感覚は麻痺。
結果、ブラック企業の生き残り成立♪
ヤバイ。
こんなところでブラックに加担するつもりはない。
でも人間関係はこの上司以外問題ない。
上手くいかないな。。。。。
生き残っている派遣社員
過去、生き残っている人は、
「残業できますよ!」を売りにしたり、
マネージャーのように、上司のめんどくさがる作業を「やりますよ!」と受け入れたり、
いじめのボスを見極めて、「気に入られる作戦」を行ったり、
自分の居心地を確保するために、いろんな作戦を決行していました。
その目的はすべて「辞めたくない!」
ずっとそこにいる未来を求めた行動です。
私は、この、
生き残り作戦が納得できず、
「そこまでしないといけないの?」
「もっと自然で生き残れないの?」
と、”悪”に手を貸すようで、嫌なのです。
だから、組織は向いていない。
「ずっとここに居たい!!」
そんな場所に出会ったら、私の行動も変わるのかもしれませんが、
ここでの継続よりも、他を探す方向で行動が進んでいます。
私が「居たい」と思える場所に巡り合うまで、
諦めずに進もうと思います。
◀前へ ◎汚名返上!!
次へ▶ ◎交渉:目指す道に向けて
コメント